Art of Hostingとは?
Art of Hosting は、横浜市の市民参加型都市ブランド構築事業(1000人規模)や三重県の地域再生事業(5カ年計画)、NEC 社で3000人の組織風土変革への取り組みで軸となっているワールド・カフェをはじめとした、効果的に創造的な対話を生み出すプログラム「ワールド・カフェ、OST(オープン・スペース・テクノロジー)、AI(アプリシエイティブ・インクアイアリー)、サークル」の実践者が集まり、「Hosting」のスキル(Art)を学ぶためのワークショップとして生み出されました。
Art of Hosting の目的
A: 質の高い対話の場を生み出すことができる人材の育成
(対話のファシリテーターの育成)
Hosting とは、ファシリテーションのテクニックだけでな く、在り方(Being)、哲学、行動の源となるリーダーシップを含めたより広い概念です。Art of Hosting では、「創造的な会話」を生み出すためのスキル(Hosting)を深いレベルから学びます。また、ワール・ドカフェ、OST などの対話のプログラム、プログラムを設計するための理論について、体験と実践、レクチャーを通じて学びます。
B: 参加者による実践コミュニティの構築
(継続的で発展的な学びの提供)
Art of Hosting は、ワークショップを通じて新しいコミュニティを生み出します。参加者によって構成されるこのコミュニティは、学びと実践をともに支え合う場(実践コミュニ ティ:Community of Practice)を提供してくれます。参加者は、ワークショップの中だけでなく、コミュニティを通じて継続的に学び合い、実践者としてのスキルを磨き続けていくことができます。
C: 頭の理解だけでない、実践を通じた学びの提供
(実践で使えるスキルを身につける)
体験を通じた学びとコミュニティの構築の為に、Art of Hosting では、ワークショップの随所に参加者自身が実践を行う機会を設けています。また、Art of Hosting では、いくつかのプログラム自体が新しい実践と取り組みを生み出すために設計されています。そして Art of Hosting に参加した後に、Art of Hosting 自体のファシリテーターとして、もしくは Art of Hosting を活かした取り組みの、実践に加わる機会と仕組みも用意されています。
Art of Hosting は、これらの3つの目的を柱にプログラムが設計され、単発のイベントではなく、コミュニティとして継続的な展開がなされています。
Art of Hosting の活用
世界中で Art of Hosting を展開している The Berkana Institute(ベルカナ研究所)は、地域コミュニティの抱える問題を解決しようと努力する様々な活動を Art of Hosting の実践を通じて支援しています。貧困、女性の リーダーシップ、関係性の断絶、など地域コミュニティが持つ課題を解決するためにはコミュニティ自身の変化が必要です。Art of Hosting への参加を通じて、コミュニティを支援する人々はコミュニティの中に創造的な会話を生み出すためのスキルを身につけます。Berkana の取り組みは、地域コミュニティに根ざす活動自体を支援するものであり、かつ、地域コミュニティの構成員自身が対話を通じて自ら変容していく、地産地消の支援と新しい社会変革の可能性を示してくれています。
他にも、Art of Hosting を活用することで、企業における内発的な組織変革、学校・地方自治体・病院などの変革、変革に取り組む新しいコミュニティの構築、既にある活動やグループ・コミュニティ・組織の強化、世代間のつながりの回復、などを実践することができます。 特に、内発的な組織変革、複雑な構造が生み出す問題、関係性の回復と創造的なコミュニティの実現に Art of Hosting は力を発揮します。そして Art of Hosting は、それらに新しい変化と可能性の風を吹き込んでくれるでしょう。
Art of Hosting への参加
まずは参加すること! Art of Hosting との関わりは参加から始まります。そして、参加はあなたが最も良いタイミングだと思うときに行ってください。直感による招待がある、様々な社会的な制約で参加が難しいがなにかが気になる、ずっと探していたものの存在を感じる、自分にとって新しいなにかが始まる予感がある。これらは適切なタイミングを知らせてくれるヒントになります。ただし、ヒントは答えではありません。Art of Hosting への参加はいつでもできますが、適切なタイミングだと感じる時に参加することが最も大切です。もし、「今ではない」「おもしろそうだけど特に必要ない」という感覚があるなら、今回は適切なタイミングではないかもしれません。もし、どうしても迷った時は、いつでも事務局に問い合わせてください。より具体的な内容や運営者の意図と目的、今後の開催、日本以外での開催の情報など、より詳細な情報をお伝えすることができます。
Art of Hosting への参加の方法は2種類あります。1つは運営スタッフへの参加、もう1つは清里で行わ れる3日間のワークショップへの直接の参加です。前者は、主に経済的な課題がある人のために用意された参加方法で、ワークショップの実施までの期間と実施後の数週間の準備と運営を手伝ってもらうことを条件に参加の費用が低減されています。また、この条件でも経済的に負荷が大きすぎて参加が難しい、という方は事務局まで問い合わせてください。経済的な問題だけが障壁となる参加の不可能はできる限りの方法で対応しています。その他、どのような疑問、質問でも事務局にお問い合わせください。なお、この Art of Hosting の取り組みは、どのような宗教的、政治的な取り組みとも関わりを持たたず、運営メンバーは有志とスタッフ参加を合わせた40ー60名程度のグループと、専属のコミュニティオーガナイザー1名からなります。第1回の参加者は、教員、 地域コミュニティの支援者、組織変革のコンサルタント、ファシリテーター、大学教授、大学性、地方自治体職員、企業経営者、NPOリーダーなどによって構成されました。
「対話を軸にした社会変革とコミュニティづくり」に興味のある皆様とお会い出来ることを、心から楽しみにしています! そして、共に素晴らしい未来を創りましょう!
→ 第2回「Art of Hosting in 清里」2010 Fall 詳細
第1回「Art of Hosting in 清里」の様子(2010年5月)
レポート1: 対話のホストとコミュニティを育てるリーダーシップ
レポート2: 対話のサーカス(シルク ドゥ ダイアログ)

